「クマのプーさん展」の音声ガイドは、女優の葵わかなさん。温かみのあるナレーションで、「クマのプーさん」の世界へ誘ってくれます
プーさん誕生秘話も!
200点以上の貴重な資料を展示!
世界一有名で、世界中で愛されている「プーさん」の展覧会「クマのプーさん展」が、2019年2月9日(土)より東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催、前日に行なわれた報道内覧会に行ってきました!
プー棒を投げて遊んだ橋がフォトスポットに!
1973年、「クマのプーさん」の作者のひとりであるE.H.シェパードは、270点以上にもおよぶ原画や資料を、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)に寄贈しました。
本展は、この貴重なコレクションを中心にして企画された初めての「クマのプーさん展」で、シェパードの鉛筆素描画をはじめとする作品200点以上で構成されています。イギリス(ロンドン)とアメリカ(アトランタ、ボストン)を巡回し、ようやく日本での開催となりました。
「プーさん」といえば、2018年9月に初めての実写映画「プーと大人になった僕」が公開され話題になりましたが、やはりディズニーのアニメーションのイメージが広く浸透しています。しかし、もともとはA.A.ミルンとE.H.シェパードの共作により1926年にイギリスで生まれた児童文学。プーさんは挿絵に描かれていました。
(画像左)
「グングン、くつをひっぱったので……」、『クマのプーさん』第8章、E.H.シェパード、鉛筆画、1926年、V&A所蔵 © The Shepard Trust
(画像右)
「プーとコブタが、狩りに出て…」、『クマのプーさん』第3章、E.H.シェパード、ペン画、1926年、 クライブ&アリソン・ビーチャム・コレクション © The Shepard Trust
今回の「クマのプーさん展」では、ミルンとシェパードによるプーさんの誕生秘話、プーさんの冒険の名場面の鉛筆画やペン画などを展示し、プーさんの世界をたっぷりと堪能できるようになっています。
原画を所蔵するV&Aのルールで、原画の保存期間を伸ばすため、一度公開すると、その後、最低10年は非公開にするそうです。つまり今回を逃すと、次に見られる機会は最短でも10年後という、貴重な展覧会。プーさんファンは必見です!
展覧会を見たあとは、原点に戻り、再度原作をじっくり読みたくなることでしょう。プーさんの魅力、原画の魅力を実感できる展覧会です。
「クマのプーさん展」は、2019年4月14日(日)まで、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催!
プーさんとその仲間たちは、著者A.A.ミルンの息子クリストファー・ロビン・ミルンが持っていたぬいぐるみがモデルになっています。写真はクリストファーの持っていたプー、コブタ、イーヨー、カンガとトラーの複製
クリストファーのテディに似た「アルファ」ベア(画像左)と、E.H.シェパードの息子グレアムが持っていたクマのグラウラーに似ている、シュタイフ社のぬいぐるみ(画像右)。シュタイフ社は1902年、最初のテディベアをつくったことで知られています
会場内には、E.H.シェパードの描いた貴重な原画がいっぱい。原画では、印刷されると見えなくなってしまう薄い線なども見ることができます
物語は50以上の言葉に訳され、本はもちろん、さまざまな製品にプーさんの図柄がつけられました
from キッズイベント
http://bit.ly/2E5v0tM
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