「第46回東京モーターショー2019」が、2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝)まで東京ビッグサイト・お台場周辺エリアで開催中!
2020年、お台場を走る
未来のモビリティを体感!
「第46回東京モーターショー2019」が、2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝)まで東京ビッグサイト・お台場周辺エリアで開催中! 今回は「キッザニア」とのコラボレーションなど、今まで以上に子どもが楽しめそう。さっそく行って来ました!
2015年の東京モーターショーの注目は「自動運転車両」でした。国内のさまざまなメーカーがコンセプトカーを展示し、日産においてはプレスカンファレンスで自動運転のデモ走行を行ない、ゴーン社長(当時)は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までには、高速道路と市街地を走行できる自動運転車を商品化するとスピーチしました。
前回2017年の東京モーターショーは、AI(人工知能)搭載の自動運転にくわえ、EV(電気自動車)化へのシフトがさらに鮮明となり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて実際に道路を走っていそうな近未来のクルマを体感することができました。
「第46回東京モーターショー2019」のテーマは「OPEN FUTURE」。未来のモビリティ社会を見せてくれるとともに、モビリティテーマパークとして体験できるモーターショーです
それから2年、量産車にもレベル3の自動運転(条件付運転自動化)が搭載され※、自動運転はより身近なものとして、すでにその恩恵を受けはじめています。
※自動運転にはレベル1〜5まであり、レベル3は「限定された条件のもとでシステムがすべての運転タスクを実施するが、緊急時などシステムからの要請があれば運転者が操作を行なう必要がある」というレベル。日本国内において、現時点ではレベル3の実装車両は流通していない。
現在は限られた区域内で自動運転ができるレベル4をめざし無人駐車技術などで各社しのぎを削っているものの、特にクルマのデザインや使用方法からは “未来感” は薄れ、2015年、2017年の東京モーターショー で注目を集めた自動運転車が、1年後〜数年後には実際に道路を走っているという印象でした。たとえば「Honda e」は、2017年の東京モーターショーで展示された「Urban EV Concept」の市販型で、2020年に発売される予定となっています。
2020年に発売される都市型EVコミューター「Honda e」。2017年に開催された「第45回 東京モーターショー」で発表された「Urban EV Concept」の市販型
また海外メーカーはメルセデス・ベンツ、ルノーくらいで、やはり少し寂しい印象。メーカー間の競争のようなものもあまり感じられず、ドローンと組み合わせるなど、「空飛ぶ自動車」がなかったのも、海外メーカーの出展減と関係しているのかなと、これは勝手にですが、思ったのでした。
メルセデス・ベンツのEV専用ブランド「EQ」初のセダンコンセプトカー「VISION EQS」。強力なモーターにより0-100km/h加速は4.5秒、1回の充電で最大700キロメートルの航続が可能な4輪駆動のEV
2021年の次回開催が楽しみ!
新たな「東京モーターショー」の片鱗が!
一方、電動キックボードや一人乗り小型コミューターなどさまざまな乗り物や、「キッザニア」に代表される子どもが楽しめる場も設けられ、見るだけではなく “体験” できる場が増えていたことは新しい東京モーターショーを感じさせてくれました。今後はさらに子どもたちが体験を通して楽しめる場にシフトしそうです。
クルマも今やデジタルテクノロジーの塊となり、今後の東京モーターショーは、ITを含めた未来社会を体感できるイベントになっていくと感じました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックという目標がなくなった後は何をめざすのか、次回の開催は何をメインとし、何を見せ、体験できるか、今回を体験することで、次回への想いを馳せることができる東京モーターショーとなっています。
【イベント紹介】「第46回東京モーターショー2019」2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝)東京ビッグサイト・お台場周辺エリアで開催!
東京モーターショー内に出現したキッザニア「Out of KidZania in TMS2019」。自動車メーカー、部品メーカー、通信事業者などが子ども向け職業体験プログラムを提供!
トヨタ自動車ではタイヤの取り付けの体験。壊れたおもちゃを直してくれる「おもちゃ病院」も土・日・祝日に開院!
トヨタとJAXAが月面ミッションに挑む!
ペーパークラフトの月面探査車をつくり、自動運転のプログラミングをしよう!
ホンダでは本格的なレーシングシミュレーターでドライビングを体験
日産は未来のコンセプトカーをデザインするカーデザイナーを体験。つくったクルマは3Dスキャンしてバーチャルな街を走る
金型磨きを体験するマツダのブース。金型づくりを学んだら金属磨きをトレーニング
ダイハツは本物のクルマ「コペン」を使い、フェンダーとライトを取り付けるクルマの組み立て体験。クルマが完成したら、ライトは点くかなど点検作業も
三菱は専門のデザインツールを使ってクルマをデザイン
ショベルカーを遠隔操作で動かし災害復旧を体験できるKDDI。5Gの通信環境が整えば実現する
クレイ(粘土)を削ってクルマのデザインをつくる「カーモデル教室」。子どもだけでなく大人もハマりそう
「カーモデル教室」にはさまざまな見本も
クルマに欠かせない「トルセン」という部品を組み立てるジェイテクトのブース。本物の部品と同じ大きさのスケルトンモデルを使用する
子どもたちに大人気の「トミカ」のブース
大迫力の大型ジオラマも展示
トミカのさまざまなクルマが勢ぞろい!
トミカは今回もモーターショーモデルを販売。こちらも人気が出そうだ
トヨタの2人乗りEVスポーツカー「e-RACER」がサプライズで登場! ライドシェアが普及すると、個人所有のクルマはこのようによりパーソナルなものになるという考えのもと開発されたコンセプトカー
ヘルスチェックができるモビリティー、トヨタの「e-Care」。病院へと向かう車中、遠隔地にいる医師の問診や診察を受けることができる
ゆったりとした空間を持つトヨタの1人乗りモビリティ「e-4me」
トヨタのライドシェア用モビリティ「e-Trans」
レクサス初の電気自動車となるEVコンセプト「LF-30 Electrified」が世界初披露!
ガルウィングのドアを備えた斬新なデザインの「LF-30 Electrified」は、2030年に向けたレクサスの電動化のビジョンを示唆している
日産が世界初公開した小型EVコンセプトカー「IMk」
日産の新型SUVコンセプトモデル「ARIYA」も世界初公開!「IMk」「ARIYA」の2台は、非常に近い将来の日産の向かう方向を示しているそう
2020年に発売される都市型EVコミューター「Honda e」。2017年に開催された「第45回 東京モーターショー」で発表された「Urban EV Concept」の市販型
ホンダのブースではF1カーや歴史的名車も展示。2019年で60周年を迎えたCBシリーズをはじめ、往年の名車も並ぶ
マツダ初の量産EV「MX-30」が世界初公開!
スズキのコンパクトPHEV「WAKUスポ」。“ワクワクスイッチ” を押すと、クーペからワゴンに変身!
家の “離れ” のように居住空間の延長をイメージした、その名もスズキ「HANARE」。ステアリングのないモバイルルーム型の自動運転車
2019年のジュネーブ国際モーターショーで世界初公開、そして今回日本初公開された、三菱のミッドサイズ電動SUVコンセプト「エンゲルベルクツアラー」
ガスタービンエンジンとモーターを組み合わせたPHEVガスタービンエンジンを搭載した三菱の「MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)」
2014年に誕生したレヴォーグの第2世代モデルが世界初公開! スバルの「新型レヴォーグ プロトタイプ」
スバルがかかげる新しいデザインの方向性 “BOLDER” の考えのもと初めてデザインされた「VIZIV ADRENALINE CONCEPT(ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプト)」
3列6人乗り、心地よい広さのジャストサイズミニバン、ダイハツの「WaiWai(ワイワイ)」
自動運転タイプのパブリックトランスポーター、ダイハツ「IcoIco(イコイコ)」。高齢者なども乗降しやすいデザインに
多用途に対応する次世代軽トラック、ダイハツ「TsumuTsumu(ツムツム)」
遊びの世界を広げる軽クロスオーバー、ダイハツ「WakuWaku(ワクワク)」
最大7人まで乗れる未来のミニバン、トヨタ車体の「グランエース」が世界初公開!
環境省がつくった “ミライのクルマ” のコンセプトカー「AGV(All GaN Vehicle)」。従来の車よりCO2排出量を約20%削減することを目標とし、開発にはノーベル物理学賞を受賞した天野浩教授ら、名古屋大学などが協力
こちらも環境省のコンセプトカー。植物由来の次世代素材CNF(セルロースナノファイバー)を使用している「NCV(ナノ・セルロース・ビークル)」
2019年の「ダカール・ラリー」でクラス10連覇を達成した日野レンジャー。ユニフォームを着て一緒に記念写真が撮れる
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