そこまで話していいの!? 多彩なゲストを迎え
Get in touchがギリギリ、“まぜこぜ” トーク!
誰も排除しない “まぜこぜの社会” をめざし活動する一般社団法人Get in touchの代表・東ちづるさんが、ゲストの本音に迫るトーク番組「スナック★げっと ~チイママちづる~」をオープン! 2020年9月25日(金)からYouTubeで配信スタートします!
「スナック★げっと ~チイママちづる~」では、東ちづるさんが着物姿のチイママとなり、身長114cmの日本で一番小さな俳優・手品師のマメ山田さんがマスター、Getのメンバーが交代でママとなり、都内某所にさまざまなゲストを招き、社会問題や業界裏話など、テレビでは話しにくい硬軟織り交ぜた “まぜこぜ” トークを行ないます。
初回ゲストは元マラソン選手でメダリスト、現在は公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(SON)の理事長 有森裕子さん。そして2回目のゲストは、薬物依存防止活動に取り組む高知東生さん。2020年9月18日(金)に行われた収録に、おじゃまさせていただきました!
誰もが知る “あの” 名言秘話も!
有森裕子さんをメダリストにまで変えたきっかけ
有森祐子さんが理事長を務める公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(SON)とは、知的障がいのある人たちに、さまざまなスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織です。
チイママちづるさんとのトークでは、有森さんの現在の活動をはじめ、マラソン選手時代、不器用で結果の出ていなかった有森さんを180度変えたきっかけ、誰もが知る “あの” 名言についての秘話も教えてくれました。
有森裕子さんの配信は、前編が2020年9月25日(金)、後編は10月2日(金)。いずれも20:00~YouTubeで視聴できます!
スナックげっと 第1回 東ちづる×有森裕子
https://youtu.be/dkVGjXKC3Eo
55歳でようやく気づき、迎えた “成人式”
壮絶な生い立ちから薬物依存、回復への道のり
高知東生さんは2015年に芸能界を引退。翌年、覚醒剤と大麻所持の容疑で逮捕され、薬物依存症の治療を続けながら2018年に芸能活動を再開しました。
現在は自身の経験を活かして精力的に薬物依存防止啓発活動を行っているほか、2020年9月4日(金)には自叙伝「生き直す 私は一人ではない」(青志社)を出版し話題に。2016年5月からはじめたtwitterも、自身の気持ちを丁寧に綴り人気があります。実はキッズイベントも以前からフォローしています。
チイママちづるさんとのトークでも、生い立ちから薬物をはじめたきっかけ、逮捕、そして回復に向かうまでを、後悔や反省、そしてさまざまな出会いに感謝しつつお話ししてくれました。「回復し続ける」という言葉が、とても印象的。最後はその場にいた誰もがもらい泣きしてしまうようなことも。
高知東生さんの配信は、前編が2020年10月9日(金)、後編は10月16日(金)。いずれも20:00~YouTubeで視聴できます!
スナックげっと 第2回 東ちづる×高知東生
https://youtu.be/dkVGjXKC3Eo
多彩なゲストが登場し
毎週金曜日20時〜配信予定!
「スナック★げっと~チイママちづる~」は、毎週金曜日20時からのYouTube配信を予定。今後はピーターさん、はるな愛さん、小人プロレスのプリティ太田さん、車椅子ダンサーの神原健太さんなど、多彩なゲストが登場する予定。配信映像には、もちろん手話通訳またはテロップを予定しているので、どなたでもご覧いただけます。
「スナック★げっと~チイママちづる~」の配信情報は Get in touchのホームページ(https://www.getintouch.or.jp/blog)で公開予定です。
東ちづる(俳優、一般社団法人Get in touch 代表)
Get in touchは2012年より、だれも排除しない「まぜこぜの社会」をめざし、アートや音楽、映像、舞台などのエンタテインメントを通じて、「ちがうことの素晴らしさ」「まぜこぜの心地よさ」をPRする活動を行っています。このスナックのお客様は、テレビなどのメディアでは滅多にお目見えすることのない、低身長、歩けない、聴こえない、見えない、トランスジェンダーのパーフォマーなどもご来店します。乞うご期待!
一般社団法人Get in touch
https://www.getintouch.or.jp
有森祐子さん、高知東生さんインタビュー!
「スナック★げっと ~チイママちづる~」の収録後、有森祐子さん、高知東生さんにインタビューさせていただく機会をいただきました。有森裕子さんは先ほどの収録で「スポーツを通して子どもたちに接していきたい」と話していたので、そのことを。
そして高知東生さんには、依存症は薬物をはじめアルコール、喫煙、パチンコ、食、最近ではゲームやスマホの依存症もあるので、依存症に気がついたとき、親はどのようにすればいいのかをお伺いしました。
【有森裕子さんインタビュー!】
子どもたちにスポーツ体験を提供
健常者と障がい者が一緒にスポーツ!
「キッズ・スポーツ体験キャンプ」という、講師にオリンピアンやその道に長けた人を招いて、小学1〜6年生の子どもたちに3泊4日でスポーツを体験してもらうイベントを実施しています。
今まではパラリンピアンが講師を務めるなど、障がい者の方が関わるのは講師だけでしたが、身体や知的障がいの子どもたちも含めて実施していきたいと思っています。
実施にあたっては健常者と障がい者を分けたくないと考えています。分けるか分けないかは、子どもたちが考えて、お互いを知ったうえで判断をしてもらいたい。知ったうえで分けるならいいのですが、知らないのに固定観念でわけるのは違うと思っています。
でも今は最初から分けられてしまっていて、そういうことを考えたり、体験する機会すらありません。私はそれが一番の障害だと思っています。それぞれが抱えているものが障害ではなく、それを見せない、知らせない、交わらせないのが一番の障害。コロナ禍で使われるアクリルボードのように、見えない障害です。それを早く取っ払いたいし、取っ払える方法論を見出したいと思っています。
「スペシャルオリンピックス」では、健常者と障がい者が一緒にスポーツを行う「ユニファイドスポーツ」があり、現在は主にバスケットボールとサッカーで実現しています。それをパートナーシップを締結しているBリーグといった他のスポーツ団体と協力し、一緒に交じって、コミュニケーションをとりながらスポーツができるんだということを多くの方に見ていただくことで、知ってもらい、理解していただければと思って活動しています。
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本
https://www.son.or.jp/
キッズ・スポーツ体験キャンプ
https://www.kidscamp-official.net/about
【高知東生さんインタビュー!】
親では “共感” ができない
回復し続けている先輩の力が必要
子どもが何らかの依存症かなと感じたとき、親御さんは自らの責任としてなんとかしようと考えがちですが、これは大きな間違いです。
なぜかというと、どんなに子どものことを想っても、親ではあるけど経験者ではないんです。ということは、“共感” ができない。いちばんやってはいけないことは、親が自分で何とかしようとすることなんです。
依存症にはいろいろなカテゴリがありますが、全国に精神保健福祉センターがあるので、まずは家族として相談することです。そうすると、そのセンターから正しい自助グループであったり家族の会を紹介してくれます。そこは経験豊富な回復し続けている人たちの宝庫なので、正しい経験と知識で導いてくれます。
あとは当事者のタイミング、当事者にしかわからない “底つき(どん底)” などをきっかけにSOSを出してきたら手助けをする。でもみなさんやっぱり、自分たちでなんとかしようとしてしまう。間違いとは言えないのかもしれないけど、間違えていることが多いですね。親は子どものために愛情をかけているわけだけど、子どもにとっては余計なお世話で、「わかってくれてない」「放っておいて」と思ってしまう。でも実は本人も苦しんでいるんです。だからSOSを自分から言えるまで待つべきです。その待っている間に親御さんは、家族の会などの経験している先輩方に話を聞いて準備をしておくことが大切です。
依存症になる前、薬物の場合は初めて手を出す前に親が止めることはほとんどできません。僕は逮捕されて止めるきっかけをもらいましたが、もっと前に「助けて」とSOSを言える社会にしなければと、自分の経験、恥を価値に変えて、今できることは何かを考えながら、先輩たちと一緒に啓発活動をしています。
依存症は脳にその回路ができてしまうので、もう消すことはできません。つまり依存症に完治はないんです。でもそれを自分で認め、新しい回路にアップデートしていく。僕も自分のダメなところを認め、しっかりと向き合い改善し、回復し続けていきます。
高知東生さんtwitter
https://twitter.com/noborutakachi
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