ゴッホ世界最大の個人収集家ヘレーネに迫る展覧会
“糸杉シリーズ” の傑作も16年ぶりの来日!
東京都美術館では、「ゴッホ展─響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を2021年9月18日(土)から12月12日(日)まで開催します。
今日、世界中で絶大な人気を誇るフィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)。「ゴッホ展─響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」では20世紀初頭にファン・ゴッホに魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869〜1939)に焦点を当てます。
ヘレーネは画家がまだ評価の途上にあった20世紀初頭、ファン・ゴッホの約90点の絵画と180点を超える素描・版画を収集し、のちに設立したクレラー=ミュラー美術館の初代館長となった女性です。
本展の見どころのひとつが、16年ぶりの来日となる《夜のプロヴァンスの田舎道》。サン=レミ時代、ファン・ゴッホは糸杉を南仏プロヴァンスを象徴するモティーフと考え、「ひまわり」のような作品にしようと「糸杉」の制作に熱中します。その最後に描かれた本作品は、ファン・ゴッホの南仏滞在の総決算ともいえる傑作です。本作のほか、ファン・ゴッホの絵画32点、素描20点などを展示します。
ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869〜1939)
36歳のとき、イタリア旅行に備え、美術評論家で教師のH.P.ブレマーの個人講義を娘と受講。これをきっかけに美術の世界にのめり込み、1907年から近代絵画の購入を始める。鉄鉱業と海運業で成功したWm H.ミュラー社の社長を継いだ夫アントンとともに、約11,500点の作品を収集した。とりわけファン・ゴッホに魅了され、約90点の絵画と180点を超える素描・版画を入手し、個人としては世界最大となるファン・ゴッホ・コレクションを築き上げた。クレラー=ミュラー美術館初代館長。
クレラー=ミュラー美術館
オランダのオッテルローの緑豊かなデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内に位置する、世界第2位のファン・ゴッホ・コレクションを誇る美術館。鉄鉱業と海運業で財をなしたクレラー=ミュラー夫妻のコレクションを公開するために1938年に開館した。今日も収集活動は続き、近現代美術を中心におよそ20,000点を収蔵する。同館はヨーロッパ最大級の彫刻庭園でも知られ、美しい自然の中で約 160点の彫刻を鑑賞できる。
【巡回予定】
福岡市美術館(2021年12月23日[木]~2022年2月13日[日])
名古屋市美術館(2022年2月23日[水]~4月10日[日])
小学校高学年(4、5、6年生)
中学生・高校生
大人
https://www.tobikan.jp/guide/index.html
・東京メトロ銀座線「上野」駅 7番出口より徒歩約10分
・東京メトロ日比谷線「上野」駅 7番出口より徒歩約10分
・京成電鉄「京成上野」駅より徒歩約10分
※展示作品、会期等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、展覧会公式ウェブサイト等でご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する取り組みについては、東京都美術館ウェブサイトhttps://www.tobikan.jpをご確認ください。
巡回予定
福岡市美術館(2021年12月23日[木]~2022年2月13日[日])
名古屋市美術館(2022年2月23日[水]~4月10日[日])
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