ルルイエはどのように物語に関わる?
3人の絆の深まり方も目が離せない!
ー ケンゴのお母さんやユナのお父さん、エタニティコア、ルルイエ、イグニスなど、まだまだ謎だらけで、これらすべてが明らかになる後半がとても楽しみです。それぞれの立場から、注目してほしいポイントを教えてください!
寺坂頼我さん(マナカ ケンゴ/ウルトラマントリガー)
「ルルイエ」ですね! ルルイエはケンゴの夢ですし、花は咲くのか、そして物語にどのように関わってくるのか、ぜひ注目していただきたいです!
豊田ルナさん(シズマ ユナ/ユザレ)
ユザレの運命を、ユナがどのように受け止めていくのか。ユザレが消滅してしまった過去を知って、怖くなっているところでもあるので、怖さをどのように受け止めて強さに変えていくか、ユナの成長物語としても注目していただければと思います。
金子隼也さん(ヒジリ アキト)
ケンゴに対して最初はあれだけツンツンしていたアキトですが、回を重ねるうちに打ち解け、信頼も生まれています。アキトがケンゴの相棒という存在になっていくところを感じていただければと思います。
ー 後半の見どころのひとつに3人の関係もあるかと思いますが、豊田さん、3人はどうなっていきますか?
豊田ルナさん
だんだんと仲良くなってきていて、今ではその仲の良さが画面越しでも感じていただけているかと思っています。これからは3人がそれぞれを思いやる、それぞれの優しさをお互いにかけあっていくというところが増えていくと思うので、そういうところにも注目していただければと思います。絆の深まり方は、けっこうポイントだと思います!
誰もが、誰かの笑顔を守るヒーローになれる
ウルトラマントリガーとGUTS-SELECTとの共闘も見どころ!
ー たくさんの子どもたちが楽しみにしている「ウルトラマントリガー」です。寺坂さんは「ウルトラマントリガー」を通して、子どもたちに何を伝えたいですか?
寺坂頼我さん
「ウルトラマントリガー」のテーマは「笑顔」で、ケンゴはみんなを笑顔にするために、ウルトラマントリガーとして地球で戦うことを選びました。子どもたちには、「みんなも誰かの笑顔を守るヒーローになれるんだよ」ということを伝えたいですね。それはウルトラマンにならなくても、お母さんのお手伝いをすることでも笑顔にすることができるので、そういう行動をする大切さが伝わったらいいなと思っています。
ー 金子さんは小さい頃からお父さんと「ウルトラマン」を観ていて、とても詳しいそうですが、歴代ウルトラマンと比較して、トリガーの魅力はどんなところですか?
金子隼也さん
怪獣に立ち向かう「GUTS-SELECT(ガッツセレクト)」の隊員それぞれの個性は「ウルトラマントリガー」ならではの魅力のひとつだと思います。そしてその個性が「GUTS-SELECT」として一致団結したときの強さは、他のシリーズよりもしっかりと描かれていると思っています。今までのシリーズではウルトラマンに守られることの多い隊員ですが、ウルトラマントリガーでは、トリガーと隊員が一緒になって敵と戦います。このトリガーとGUTS-SELECTの共闘も、大きな見どころのひとつだと思います。
夢を叶えるには、あきらめない想いと行動、挑戦!
必ず誰かが見ていてくれる、あきらめちゃいけない
ー 寺坂さんは子どもの頃にヒーローになりたいと思っていて、「ウルトラマントリガー」で、その夢をつかみました。夢を持っている子どもたちに、どうすれば夢をつかめるか、アドバイスをお願いします。
寺坂頼我さん
「あきらめない」ということが、やっぱりとても大事だと思っています。でも、あきらめずに思い続けるだけでは夢は叶わないので、その気持ちを持って行動する、試してみる、挑戦することが絶対に必要です。
「夢は叶うのかな?」と不安になっているときは、自分のやりたいことは何だったのかをもう一度振り返って、絶対に叶えたいという気持ちを思い出し、行動する。夢を叶えるには、これを繰り返していくしかないのかな。近道はないのじゃないかなと思っています。
ー 寺坂さんは俳優をめざそうと決めて、一歩踏み出したその行動が、今につながっているんですね。
寺坂頼我さん
「祭nine.」というグループで名古屋で活動していて、「名古屋で活動していたらヒーローは無理でしょ」と言われたこともありましたが、場所はあんまり関係なくて、“絶対に叶えたい” と思って行動していたから、今回の機会をいただいて、挑戦し、夢を叶えることができました。これをひとつの例として、夢をめざしている子どもたちを勇気づけてあげられたらなと思っています。
ー ヒーローになってみて、なる前と今と、ご自身で何か変わったことはありますか?
寺坂頼我さん
“ヒーローなんだ” 、という意識が芽生えて、日々の過ごし方に気を配るようになりましたね。たとえばヒーローが好き嫌いを言っていてはよくないので、トマトが苦手でしたが克服しました。人と接するときも、思いやりが足りなくて、もしかしたら気がつかないうちに傷つけていることがあるかもしれないので、態度や言葉使いをより注意するようになりましたし、人を笑顔にできる人になりたいと思うようになりました。もちろんこれはウルトラマントリガーのテーマが “笑顔” だからです。僕自身も「ケンゴのようなヒーローになりたい」という意識がありますね。
ー 金子さん演じるアキトは自分がウルトラマンになりたかったけれど、あきらめてその想いをケンゴに託します。観ていて切なくなるシーンでしたが、ご自身でもあきらめたり、挫折したりという経験はありますか? もしあれば、それはどのようにして乗り越えましたか?
金子隼也さん
僕自身はまだウルトラマンになることをあきらめてないですね。小さい頃からウルトラマンを観ていて、ウルトラマンになることはひとつのゴールなので、そのゴールを越えたいと思っています。「ウルトラマントリガー」ではウルトラマンに変身できなくても、他のウルトラマン作品でチャンスがあるかもしれない。必ず誰かが見てくれているはずだから、あきらめちゃいけないし、あきらめたくないですね。
ウルトラマントリガーは3人の “成長の物語”
豊田さん初告白! 寺坂さん、金子さんの成長ポイント
ー「ウルトラマントリガー」は、みなさんの成長の物語でもあります。豊田さんご自身は、トリガーを通して、どのような成長を感じていますか?
豊田ルナさん
こんなに大きな役をいただいたのは初めてなので、とても責任を感じていましたし、ヒロインという役目が自分に務まるかという不安も大きかったです。でも撮影を通して、本当に温かいスタッフのみなさん、キャストの方々に囲まれて、お芝居はもちろん、人としても学ぶ機会が本当に多くて、特に「GUTS-SELECT」の大人チームの方々は、こういう大人になりたいという、自分の未来像がはっきりしました。
ー 豊田さんから見て、寺坂さん、金子さんの成長はどのように感じていますか?
寺坂頼我さん
ん?
豊田ルナさん
私がですか!
金子隼也さん
よろしくお願いします!
豊田ルナさん
怖いなぁ。あとで何か言わないでくださいね(笑)。
寺坂さんの変身シーンは常に前回を超えてパワフルになっていて、迫力が本当にすごくて、「そんなエネルギーどこから来るんだろう?」と、いつも感心しています。一緒にお芝居をしていても、ひとつひとつを大事に返してくれるし、キャッチボールをていねいにしてくださるので、それで助けていただいたり、学ばせていただいた部分はとても大きいです。
金子さんは、ユナとアキトが幼馴染という関係もあって一緒にいることが多くて、打ち解けるのは早かったですね。ユナを守るシーンがあって、最初はちょっとぎこちなかったんですが、だんだんと様になってきたというか、「あっ、ちゃんと守られてる」という感じになってきたので、それはアキトとしても成長しているのかなと思っています。
2人とも一緒にお芝居していて楽しくて、たまにちょっかいをかけて緊張をほぐしてくれたり、お互いにそういう風に影響しあって成長しているのかなと感じています。
って、私なんかが語ってすみません。
寺坂頼我さん・金子隼也さん
あざっす!(笑)
いくつになってもウルトラマンを背負って
みんなをワクワクさせられる存在に
ー ケンゴはユナのお父さんのシズマ ミツクニに「夢見る未来は?」と聞かれ、ウルトラマントリガーになるきっかけをつかみます。最後に、みなさんの「夢見る未来」を教えてください。
金子隼也さん
観てくださる、応援してくださる方がいないとできない仕事なので、観てくださる方に影響を与えられる人になりたいと思っています。高校生のときに突発性難聴になって、気分が落ち込んで1ヵ月くらい部屋に閉じこもっていたときに誘ってもらって観に行ったのが「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画でした。自分の中にたまっていた、いろいろなものを浄化してくれた作品で、号泣して観ていたときに、“俳優になりたい” 、僕もこんなふうに、観てくださる方に影響を与えられる人になりたいと思いました。
豊田ルナさん
挑戦したことがないジャンルにもどんどん挑戦して、できないことがないくらいに成長できたらいいなと思っています。なんでもできるように見られることが多いんですが、嬉しい反面プレッシャーでもあって。でもそれを自信に変えていけるくらい自分が大きくなれたらいいなと思っています。そして、ファンの方や、この仕事を始めた5歳のときからずっとそばにいてくれた母に、恩返しができるような未来がつくれたらいいなと思っています。
寺坂頼我さん
関わってくれた方、出会った方と、年をとっても交流があったり、笑いあっていられたら、本当に幸せだなと思っています。特にこの「GUTS-SELECT」のメンバーとは、ヨボヨボになってもこのジャケットを着て話ができるとすごくいいなと思っています。
「ウルトラマン」のハヤタ隊員役で活躍された黒部進さんにお会いしたとき、いくつになってもウルトラマンを背負ってみんなをワクワクさせてくれるというのは本当にすごいことだと思って、続けていかないとできないことなので、そういう存在になれたらと思っています。
超古代の光をつなぐ、新時代の巨人伝説
3000万年前、世界を恐怖に陥れた闇。しかし、その闇は光の巨人の手によって遠く宇宙に封印された。力尽き、赤き星で眠りにつく光の巨人。そして時は流れ。
地球平和同盟TPUがエキスパートチームGUTS-SELECTの編成を急ぐ中、マナカ ケンゴは開拓された火星で植物学者として平穏に暮らしていた。しかしその暮らしは、ある日突然終りを告げる。超古代で封印された闇が再び息を吹き返したのだ! 火星の街が謎の怪獣に蹂躙される中、ケンゴは運命に導かれた出会いを果たすこととなる。そう、それは眠りについていた光の巨人との出会い。
ケンゴとこの光の巨人との出会いは彼の、そして地球の運命にどう影響を与えていくのか。悠久の時を超えて蘇る光の巨人。その名はーウルトラマントリガー!
寺坂頼我さん
1999年12月26日生まれ。2014年、東海エリアを中心に全国に向けて活躍中の男性ユニット「BOYS AND MEN」の研究生としてデビュー。2017年「BOYS AND MEN」の弟分となるエンターテインメント集団「祭nine.」のリーダーとしてメジャーデビュー。バク転、バク宙などのアクロバットを得意とし、アグレッシブなヴォーカル&ダンスを活かしたライブや舞台をはじめ、映画、ドラマ、バラエティーに出演。2021年7月にスタートした新テレビシリーズ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』では、ウルトラマントリガーに変身する主人公のマナカケンゴとして活躍中。
豊田ルナさん
2002年7月17日生まれ。5歳から子役として芸能活動をスタート。2018年にNHK Eテレの『すイエんサー』にレギュラー出演。2019年には「ミスマガジン2019」でグランプリに選出され、グラビアにも進出して注目を集める。これまでの主な出演作にテレビ『花燃ゆ』『八重の桜』、映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』、舞台『私たちが解散するまでの45分間の物語』など。『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』では、ヒロインのシズマ ユナとユザレの一人二役を演じている。
金子隼也さん
1999年11月27日生まれ。子役として芸能界デビュー後、2012年からNHK「大!天才てれびくん」にてれび戦士として出演、ファッション誌「ニコラ」のメンズモデルやCMなどで活躍。『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』では、ユナの幼馴染、「GUTS-SELECT」でウルトラマントリガーへの変身アイテムなどの設計・開発を担当するヒジリ アキトを演じている。
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