※『ウルトラマントリガー』最終回のネタバレもあるので、最終回をご覧になっていない方はご注意ください。
劇場版制作にはみんなで大喜び!
「ウルトラマンZ(ゼット)」の劇場版もやってよ!
ー「ウルトラマントリガー エピソードZ」の制作が発表されたときの気持ちは?
寺坂頼我さん(マナカ ケンゴ/ウルトラマントリガー)
素直にガッツポーズで、喜びでしかなかったですね。最終回に向かう撮影中、みんなと「続きをやりたいね!」と話していて、「トリガー2はないんですか?」なんて言っていたので、「劇場版をやる!」と聞いたときには、みんなで「やったー!」って大喜びしました。
中村優一さん(トキオカ リュウイチ隊長)
寺坂さんたちはこの劇場版が今まで積み上げてきたものの集大成になると思いますが、僕は映画がスタートで、しかもまさかの隊長役で、とにかく「がんばらなきゃ!」とドキドキしながら、でもこの作品の劇場版に出られるんだという嬉しさを感じながら「ウルトラマントリガー」のテレビ放送を観ていました。
平野宏周さん(ナツカワ ハルキ/ウルトラマンゼット)
「ウルトラマン」の作品に戻ってこられる嬉しさと、「ウルトラマントリガー」の7、8話にゲスト出演したときにとても良くしていただいたので、またみんなに会える喜びもありました。あとは「『ウルトラマンZ(ゼット)』の劇場版もやってよ!」って思いました(笑)。
【映画紹介】『ウルトラマントリガー エピソードZ』2022年3月18日(金)「TSUBURAYA IMAGINATION」独占配信 & 全国劇場で同時公開!
ー「ウルトラマントリガー」の最終回を拝見させていただきました。友情や信頼、それぞれの進む道、別れ、そして希望が描かれていて、子どもたち、もしかしたら大人も泣きながら観ていたんじゃないかなと感じましたが、寺坂さんに感想などは届いていますか?
寺坂頼我さん
最終回は朝9時から僕の地元 名古屋の同時配信イベントでみんなと一緒に観たんですが、たくさん応援してくれて、中には泣いている子もいて、ケンゴは最初めちゃくちゃ弱かったので、応援しがいのあるウルトラマンとしてもいいラストになったんじゃないかと、肌で感じることができました。
「良かったよ」と言っていただけることも多くて、抑えていたケンゴの感情が溢れる瞬間もあり、ケンゴとしてもいいラストになったというのが、まわりの方の反応から感じることができました。
ー 最終回はどんな気持ちで演じていましたか?
寺坂頼我さん
ずっと続いていたカルミラとの戦いが終わり、カルミラが暖かさに触れて消滅していくことに説得力を持たせるために表情でも伝わるようにしたいと思っていました。そして誰かのために動く、自分を犠牲にしてもみんなを笑顔にする、それを貫く気持ちを常に持って演じました。
一番嬉しかったのは、甲板から飛び降りて変身するシーンがあるんですが、今までで一番良い変身をしようと心に決めて演じたら、視聴者の方から「1話と最後では全然違う。ヒーローだったね!」と言われて、しっかりと気持ちが伝わったのはすごく嬉しかったですね。
わかっているのに驚きの映像!
スケールアップ、ボリュームアップで圧倒の出来に
ー 完成した映画はまだご覧になっていないそうですが、どんな仕上がりになっていると思いますか?
寺坂頼我さん
大きなスクリーンで観ても負けない迫力やスケール感、特撮の演出などもボリュームアップしているので、圧倒の出来になっていると思います!
中村優一さん
自分が演じているんですが、「えぇーこうなるんだ!」と、わかっているのにびっくりすることがすごくたくさんあって、テレビの「ウルトラマントリガー」や「ウルトラマンゼット」をずっと応援して観てくれている人は、すごく楽しめるものになっているんじゃないかと思います。
平野宏周さん
普段から特撮の技術は素晴らしいと思っているんですが、やはり劇場版にパワーアップしていると思いますし、そこにウルトラマンゼットとハルキのわちゃわちゃ感が入って化学反応が起きているんじゃないかな。子どもたちだけではなく、大人も楽しめるものになっていると思います。
ー 寺坂さんと共演して感じたことを教えていただけますか?
平野宏周さん
7、8話で共演したときよりもケンゴがすごく大きくなっていたというか、顔つきも変わっていましたね。そしてまわりとの関係もとても良くなっていると感じました。その良い関係が画面やスクリーンを通しても伝わるんじゃないかなと思っています。先輩から見ても、主人公として大きく成長したと感じましたね(笑)。
寺坂頼我さん
先輩ありがとうございます!(笑)
ー 寺坂さんは先輩の印象はいかがでしたか?
寺坂頼我さん
まぁ‥‥、自由だなぁ、と。
一同
(笑)
寺坂頼我さん
いい意味で、ですよ(笑)。でもケンゴとハルキさんって種類は違うけど真っ直ぐだし、系統で分けると同じ部類です。こういうキャラクターはみんなから愛されないといけないんですが、ハルキさんっていろいろな人からすごく愛されるんですよね。
愛される素質もあると思いますが、自由そうに見えて、現場ではスタッフさん、ファンの方への気遣いやちょっとした会話の中にもとても大切なことをおっしゃっていたり、一緒に撮影していて気付かされることは多くて、先輩の背中は大きいなと思うことは多々ありました。
平野宏周さん
嬉しいことを言っていただいて。このコメントは見出し候補ですね。
ー 太字にするくらいですかね(笑)。中村さんから見て2人のウルトラマンの印象は?
中村優一さん
ウルトラマンの主役になるべくしてなった2人だなと、現場でも思いましたね。寺坂さんは優しい中での強さが出ているヒーローで、平野さんは今日はずっと冗談を言っているのでちょっとイメージが変わっちゃいましたが(笑)、現場ではすごくメリハリがあって、戦っているときはかっこいいヒーローなんですが、普通のお芝居のときは日常っぽい雰囲気があって、こういうヒーローもおもしろいなと思いました。
すごく自然なんですよね。ウルトラマンのセリフって専門的なものが多いんですが、とてもナチュラルに「そこの公園で遊んできた」みたいな感じで話すので、そのアプローチの仕方はおもしろいなと、僕にはできないなと思いました。
寺坂さんの優しい強さと、平野さんからは男らしさを感じるので、同じウルトラマンでもやっぱり違うヒーローだなって思います。だから見てておもしろかったし、勉強になりました。
平野宏周さん
ヒーローっぽいヒーローにはしたくないなと役づくりで気にしていたところなので、そう言ってもらえるのは嬉しいですね。
ネットで話題の2人のあやしい隊長について直撃!
ヒーローとしての心構えを伝授!
ー ウルトラマンゼットとはどんな絆で結ばれているのでしょうか?
寺坂頼我さん
それぞれの正義があり、それぞれの守りたいものがあって一緒に戦っています。ケンゴはみんなの笑顔を守るために戦っていて、ウルトラマンゼット、ハルキさんの存在はとても頼もしいですね。
ー ウルトラマンゼットはどういう想いで地球を守っているんですか?
平野宏周さん
なんか後輩が困っているから助けに行こう、って感覚ですかね。
一同
(笑)
平野宏周さん
ホントにそうだと思うんですよね。「あいつ悩んでるから見に行ってやるか」みたいな感覚で、ゼットとハルキはトリガーを助けに地球に行ったんじゃないかなと思いますね。
でもウルトラマントリガーは一緒に戦ったこともある仲だし、ゼットにとってはじめてできた後輩でもあるので、そういう絆というか、大切にしなきゃいけない存在でもあると思います。
ー ネットではすでにタツミ隊長か中村さん演じるトキオカ隊長の「2人の隊長があやしい」と話題になっていますね。
中村優一さん
なぜタツミ隊長が隊長でなくなったのかが、この劇場版でしか観られない見どころのひとつです。まずはそこを楽しみにしていただければと思います。
そしてトキオカ隊長はタツミ隊長とは違うタイプの隊長です。「GUTS-SELECT」のみんなへの接し方も異なりますので、どんな「GUTS-SELECT」になっているのかも楽しみにしていただければと思います。
ー 中村さんは数々のヒーロー作品に出演されていますが、ウルトラマンの魅力や撮影で感じたことはありますか?
まずはこの隊員服がものすごくテンション上がりますよね。これを着ると「本当に隊長になったんだ」という気持ちになりますし、司令室で会議や会話をしていると、ウルトラマンのいる世界に自分が存在している感覚になって、“ウルトラマンの世界に生きている!” と感じられたことが、本当に嬉しかったですね。
ー 中村さんの新隊長はどうでしたか?
寺坂頼我さん
タツミ隊長とは全然違うオーラがあって、隊長が変わると引き締まったり、柔らかくなったり、チームの雰囲気が変わるんだなと改めて感じました。
劇場版は最終回から2年後、僕が帰ってきてからの話です。今までの「GUTS-SELECT」でも戻りやすかったと思いますが、中村さんが隊長のフランクなチームができていて、こういう隊長でよかったなと思いました。
中村優一さん
寺坂さんとは会話でのお芝居はもちろんですが、目での会話もできたことがすごく嬉しかったですね。目から出てくるエネルギーを感じて、こちらも隊長としてもっと何かを感じさせなきゃいけないと思ったし、そういうことが撮影中に生まれてくるとすごく楽しいんですよね。だからすごく幸せでした。
ー 平野さんはウルトラマンゼットとして長い間ヒーローですが、ヒーローとしてい続けることの心構え、大変さはありますか?
平野宏周さん
う〜ん‥‥ 自分がヒーローであることを忘れないこと!
中村優一さん
それ、俺がさっき(別の媒体のインタビューで)言ったやつ(笑)。
平野宏周さん
いやいや、でもそれは心構えとしてすごく大事なことだから。家でも常に「俺はヒーローなんだ」って。「ゴミが落ちてるよ」って拾ったりね(笑)。そんな感じですかね。僕、そんなに深いのはないんですよね。
一同
(笑)
夢はいくつあったっていい
めげないこと、諦めないことで夢に近づく
ー みなさんは子どもたちの憧れ、多くの人がなりたいと思っているヒーローになれた、夢をつかめた数少ない方々です。今、夢を持っている子どもたちに、どうすれば夢をつかめるか、アドバイスをお願いします。
寺坂頼我さん
一番は、やっぱりめげないこと、諦めないことかなと思っています。僕は22歳でヒーローになることができたんですけど、共演している水野直さん(サクマ テッシン隊員)は、「俺は今の年齢(42歳)で夢が叶った。今こうやって演じられているのが嬉しい!」とおっしゃっていて、夢を叶えるのに年齢は関係ないなと改めて思いました。子どもたちは、今はまだ夢や目標に近づいていないかもしれないけど、諦めずに続けて進んでいけば、いつか叶うときがくると思うので、行動し続けて欲しいなと思っています。
中村優一さん
自分でちゃんと考えて、自分の道を自分で決めることが大切かなと思います。この人がこう言っていたからこうしようとか、誰かに決定を委ねると、それが間違えていたと思ったときに人のせいにしてしまいます。時間がかかってもいいから自分が納得いくまで考えて、自分で決めることがすごく大事だなと思います。
平野宏周さん
子どもの頃は野球選手になりたくて本当にプロ野球選手になると思っていたんですが、挫折しちゃって。まだ諦めてないけど(笑)。でも最近思うのは、夢はひとつではなく、いろいろな夢を持っていた方がいいなということ。いろいろなことを一生懸命にやる中から自分が本当にやりたかったことにつながることもあるから、好奇心旺盛に、遊びも勉強も、食べることも寝ることも全力でやることが大切だなと感じています。
そして一生懸命にやって、努力する中で生まれてくる自信も大事だなと思っています。
ー 中村さんは一度、芸能界を引退していますね。再チャレンジするのに必要なものは何ですか?
中村優一さん
人を演じるのに全然人の気持ちがわからなくて、社会勉強をしようと思って21歳くらいで引退しました。「完全燃焼してない」という想いもずっとあって、夢を諦められずに復帰したというのもありますが、いろいろな方の支えやご縁があったからこそできたことでした。
ー 諦めそうになっている人にかける言葉はありますか。
中村優一さん
続けること、続けている時間ってすごく大切だなって思います。でも続けている中でも “諦める” という選択を迫られるときもあります。だから先ほど平野さんもおっしゃっていましたが、夢っていくつあってもいいと思うし、新しい夢や目標を見つけてもいい。それに向かってがんばっていれば何か叶うと思うんですよね。だからやっぱり “続ける” ことって必要なんじゃないかなと思っています。
みなさんが期待している倍の倍の倍はすごい!
“笑顔” は分かち合うもの、その広がりを感じて
ー 映画を楽しみにしている子どもたちがたくさんいますが、映画を通して子どもたちに伝えたいことは何ですか?
平野宏周さん
ヒーローとは、光とは、ということをケンゴが身体を張って表現しているので、それを観て、なんとなくでも「ケンゴやハルキがんばってたな」と思ってくれて、人生の励みになるといいなと思います。ヒーローとは、人とは、というのがとても大事なメッセージになっていると思います。
中村優一さん
テレビの「ウルトラマントリガー」を観ていて、「仲間っていいな」って思いましたし、ケンゴの言う「スマイルスマイル」、「笑顔でいること」ってすごく大切なことだなということが、映画を観ている子どもたちに感じてもらえたら嬉しいですね。
寺坂頼我さん
かっこいい姿、思わず笑っちゃうシーンと盛りだくさんなので、素直に楽しんでいただければと思います。あとは誰かを笑顔にする、誰かに笑顔にしてもらう、「笑顔」はお互いに分かち合うものということが伝わったらすごく嬉しいし、劇場版が、ケンゴが、ウルトラマントリガーが、笑顔は広がっていくものなんだということを体感する、そのきっかけになればと思っています。
ー 映画を楽しみにしている子どもたち、ファンに向けてそれぞれメッセージをお願いします。
寺坂頼我さん
ポスターに「影を継ぐもの、光を継ぐもの。」書かれていますが、イーヴィルトリガーとの戦いがバチバチにカッコよかったり、きっとみなさんが期待している倍の倍の倍のものが観られると思うので、期待して、配信でも劇場でも、何回でも観ていただければと思います! スマイルスマイルになってください!
中村優一さん
配信と劇場公開が同時に行われるのが本当に素晴らしいと思っていて、外に出られなくても観ることができます。でも配信を観て、これはやっぱり大きなスクリーンで観たいという方は、ぜひ映画館でも味わっていただきたいと思いますし、映画館で観た方ももう一回観たい場合は配信で何度も観られるので、まずはどちらかで、ぜひ観てください!
平野宏周さん
ウルトラマンゼットとハルキのスクリーンデビューでもあるので、大きなスクリーンでぜひ観て欲しいですね。ウルトラマンを観たことがないという方は、「TSUBURAYA IMAGINATION(円谷イマジネーション)」に登録すると「ウルトラマントリガー」も「ウルトラマンZ(ゼット)」も観られるので、全話観てから劇場版を観てもらうのが一番楽しめると思います! 宣伝です(笑)。
中村優一さん
追加料金なしで、今回の映画も観られるんですよね?
平野宏周さん
スタンダードプランだと500円/月。
中村優一さん
ワンコインで観られるんですか? やばっ! みなさんぜひ観てください!
一同
(笑)
映画『ウルトラ マントリガー エピソードZ』は、2022年3月18日(金)より「TSUBURAYA IMAGINATION」独占配信 & 全国劇場で同時公開!
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寺坂頼我(てらさからいが)
1999年12月26日生まれ。2014年、東海エリアを中心に全国に向けて活躍中の男性ユニット「BOYS AND MEN」の研究生としてデビュー。2017年「BOYS AND MEN」の弟分となるエンターテインメント集団「祭nine.」のリーダーとしてメジャーデビュー。バク転、バク宙などのアクロバットを得意とし、アグレッシブなヴォーカル&ダンスを活かしたライブや舞台をはじめ、映画、ドラマ、バラエティーに出演。2021年7月にスタートした新テレビシリーズ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』では、ウルトラマントリガーに変身する主人公のマナカケンゴとして活躍中。
中村優一(なかむらゆういち)
1987年10月8日生まれ。2005年にドラマ「ごくせん 第2シリーズ」にて俳優デビュー。その後、2005年「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」と2007年「仮面ライダー電王」の平成仮面ライダーシリーズ2作品でメインキャラクターを務め、以降はドラマや映画で俳優として活躍。主な出演作は映画「恋のしずく」「八重子のハミング」「大綱引の恋」、ドラマ「最後の晩ごはん」など。
平野宏周(ひらのこうしゅう)
1999年4月1日生まれ。2015年にデビューし、2016年からEテレ「Rの法則」のレギュラーを務め、CM、ドラマ、映画などで活躍。2020年「ウルトラマンZ」の主人公ナツカワ ハルキ役を熱演。2021年にはNHK「命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~」などにも出演しドラマや映画で活躍中。
影を継ぐもの、光を繋ぐもの。
最終決戦から2年後の地球。平和を取り戻したはずの地球に、再び怪獣が頻出する。時を同じくして世界各地で相次ぐ超古代遺跡への侵入事件。新しい隊長(演:中村優一)を迎えたエキスパートチーム「GUTS-SELECT」は、その一味を確保して調査を進めていた。
そしてそれは、この宇宙の運命を握る壮絶な戦いの序章だった。
立ち上がる「GUTS-SELECT」、さっそうと駆け付ける「ウルトラマンゼット」、そしてその中心で奮闘する主人公マナカ ケンゴこと「ウルトラマントリガー」の前に、影を継ぐ最悪の巨人「イーヴィルトリガー」がその禍々しい姿を現す!
みんなの笑顔を守るため、ウルトラマントリガー、そして新生「GUTS-SELECT」の面々が、ハルキ(演:平野宏周)=ウルトラマンゼットやイグニス(演:細貝圭)=トリガーダークが、光と影の大決戦へと挑んで行く!
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