昔も今も「プリキュア」は大人も楽しめる作品
キラキラしてておいしそう! 観るとおなかがすく映画!?
ー「あのプリキュアに出演できるとは」と、今回の出演を喜ぶコメント出されていましたが、「プリキュア」という作品の魅力はどんなところにあると思いますか?
小学生のときにちょうど初代「プリキュア」がはじまって、しばらく観ていました。純粋に戦う女の子たちがかっこよかったですね。
何作目かの「プリキュア」のエンディングでCGのプリキュアが踊ったときはすごく近未来を感じたのを覚えていて、CGってもっと違和感があると思っていたのですが、とても自然でかわいくて「プリキュアってすごいな!」と思いましたし、バトルシーンもワンカットで撮影していて、子ども向けアニメなんですが、大人も楽しめる作品なんだと感じました。
【映画紹介・予告動画】2022年9月23日(金・祝)全国ロードショー! 映画プリキュア最新作! 映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!
ー 今作の脚本を読まれたときの最初の印象を教えてください。
とにかくキラキラしてて、お子さまランチのテーマパーク<ドリーミア>もすごくおいしそうで、おなかがすくなと思いました(笑)。子どもたちはそのビジュアルだけでもたっぷり楽しめるんじゃないかな。
大人の方に対しては、子どもが持っている純粋な気持ちの大切さ、大人になるにつれてなくしてしまう大切なものを思い出させてくれるような、子どもはもちろん大人も一緒に楽しめる内容だなと、すごく思いました。
ケットシーが思い出させてくれる
子どもの頃の純粋な気持ちの大切さ
ー 花江さんの演じるケットシーを見た最初の印象は?
最初は見た目通り “かわいらしい” なと思いました。でも過去に何かあったとか、ケットシーがどんな想いでこの<ドリーミア>の園長をやっているのかがわかってくると、より深くキャラクターと物語に入っていくことができたかなと思っています。
ー「ケットシーをすごくかわいく演じたい」とおっしゃっていましたが、見た目はかわいいですが、心に秘密を抱えています。意識したこと、心がけたことは何ですか?
ケットシーはかわいい着ぐるみのような見た目をしていて表情がわかりません。だからこそ声でいろいろな表情を出せたらいいなと思って、同じセリフでも何パターンか演技プランが思い浮かんだ中から、かわいさがあったり、おもしろさがあったりするものを選び、より愛される感じになるようにと思いました。
また<ドリーミア>の園長として、子どもたちを楽しませたいという気持ちがあります。なので子どもたちをワクワクさせるようなしゃべり方、表現をできるだけ多く取り入れたいなと思いながら演じました。
ー ケットシーを演じていて、ご自身と似ているなと思った部分はありますか?
<ドリーミア>の園長であると同時にエンターテイナーでもあるので、人前に出るときには、そのモードに切り替えます。僕も普段はそんなに口数が多い方ではないんですが、マイクを通したとき、そしてテレビやラジオでは少しテンションを上げるというか、そこは似ているなと思いました。
ー 花江さんの演じたケットシー以外で、魅力的だなと感じたキャラクターはありますか?
劇中でよく会話をしたのがキュアプレシャスの和実ゆいちゃんなので、ゆいちゃんはとても魅了的だなと感じましたし、ゆいちゃんの声を演じている菱川花菜さんとは一緒にアフレコもできて、とても楽しかったですね。
菱川花菜さんはひとつひとつのシーンに対してすごく一生懸命に演じられていて、小さい頃を演じるシーンが菱川さんにも僕にもあって、「若い声を出して大変だね」って話をしていました(笑)。
ー たくさんの子どもたちがこの映画を観ると思います。花江さん演じるケットシーの “ここを観て!” というポイントを教えてください。
彼が園長として、なぜ子どもたちを楽しませたいのか、笑顔にしたいのか、という気持ちの真相がだんだんわかってきます。それは大人になっていく過程で理解できるようになると思うので、子どもたちにはまだわからないかもしれませんが、“子どもの頃の純粋な気持ちを大切にしたい、その気持ちは忘れちゃいけないんだな” ということを感じてもらえればなと思っています。
大人になるに連れて自分の利益のためだけに行動してしまうような、そんなずるいところも増えてくると思うんです。子どもの頃は純粋にみんなで楽しんでいたのに。そういう気持ちを大切にしないといけないということを、何となくでも感じてもらえたらなと思います。
子育ては、子どもと一緒に楽しみながら自分も成長
娘が「声優になりたい」と言ったら?
ー 大人が忘れてしまった子どもの頃の純粋な気持ちが映画のテーマになっていると思いますが、大人になった今、子どものような気持ちでワクワクしたなと思うことはありますか?
子育てをしている中で子どもと一緒に子ども向けの施設に行くことが増えましたが、今の子どものおもちゃってめちゃめちゃ進化していて、すごいハイテクになっていたり、大人も普通に楽しめるものが多いんですよね。
新宿御苑近くの「東京おもちゃ美術館」に行ったことがあるんですが、そこは廃校になった小学校を利用していて、教室ごとにいろいろなおもちゃが置いてあるんです。木でできたおもちゃもたくさんあって、子どもと一緒じゃなかったら、ひとりで全部見て遊んでいただろうなと、そこはワクワクしましたね。
ー 本作、そして「プリキュア」シリーズを親目線から観ると、どんなことを感じますか?
こんなに小さい子どもたちががんばっているというだけで泣けてきますよね。自分の子どもではないんですが、見守っているような、応援したくなります。
もし自分の子どもがこんな悩みを抱えていたり、こんなふうに一生懸命になれるものがあったりとか、そういうことを重ね合わせると、親として応援したり手伝ってあげたり、そういう気持ちになりますね。
ー プリキュアも前に向かってがんばっていますが、花江さんのお子さんが声優になりたいと言ったら?
嫌ですね(笑)。嫌ですが、どうしてなりたいかを聞いたうえで、本当にお芝居をしたいという気持ちが一番強いなら応援します。キラキラしてアイドルみたいだからということでやりたいなら、「一回、考えた方がいいんじゃない?」と言いますね。
最終的には本人が決めることなので止められませんが、僕の気持ちとしては、声優はやめた方がいいんじゃないかなと思います(笑)。
ー 花江さんは双子のお嬢さんのお父さんでもありますが、子育てで大切にしていることはどんなことですか?
子どもと一緒に楽しみながら自分も成長していけたらいいなというのはすごく感じています。子どもから “ハッ” と気付かされることもあって、そんなときは自分も一緒に成長しているんだなとすごく感じます。大変なことも多いですが、それも一緒に楽しんでやれたないいなと思っています。
声質ではない、どんな声でも声優になれる
学校生活をちゃんと送ることが大切
ー 花江さんはいろいろな役柄を演じていらっしゃいますが、見た目、性格、考え方などご自身とギャップがある場合、役への準備はどのようにされるのでしょうか?
僕はわりと自分と離れたキャラクターを演じるのは楽しくて好きなんですが、最初に監督やキャラクターのことをよくご存知の方から、詳細な設定や年齢、過去にどんなことがあったのかなどの説明をしていただきます。そこから自分なりに、そういう過去があったなら、こういう人生を歩んできて、今はこんな生活なのかなとか、そういうことを想像しながらキャラクターをつくっていきます。
ー 声優は小中学生のなりたい職業の上位です。花江さんは子どもたちの憧れのお仕事をされていますが、22歳のときにテレビアニメ『凪のあすから』の先島光役で初めてオーディションで主役を獲得して以降、2019年には『鬼滅の刃』の主人公「竈門炭治郎」で第14回声優アワードで初の主演男優賞を受賞されるなど、順調に夢を叶えてきているように思いますが、どのような努力、工夫をされてきましたか?
基本的に楽しんでやっているので、それが努力だったり、辛いなとかはあんまり感じたことがなくて、好きなことにのめり込んでいるという感覚に近いような気がしますね。
ー 以前、子ども映画祭のイベントに著名な声優の方が登壇し、子どもたちに「どんな声でも声優にはなれるんです」とおっしゃっていました。でも、きれいだったりかわいかったり、特徴的な声の方が声優さんになれるイメージがあるのですが、花江さんはどのように思われますか?
どんな声でもなれると思いますね。いわゆるきれいな声じゃなくても声優としてバリバリ活躍されている方はいらっしゃいますし、それがその方の味になっています。それに、これだけたくさんの人がいる中で、その声はその人の個性ですし、いろいろな声が必要だと思います。
特徴がない声だって、それはいろいろなキャラクターに声がはまるという意味でもあり、声の特徴のありなしは、それぞれに強みがあると思います。だから声質だけで声優になれるかなれないかを判断するというのは、ちょっと違うかなと思いますね。
ー 声優をめざしている子どもたちに、子どもの頃にやっていて役立っていることなど、アドバイスをいただけますか。
学校生活をちゃんと送ることですね。中学生や高校生の役も結構あって、学校生活を過ごしていないとわからない気持ちもあるので、そのときにしかできない経験をちゃんと経験しておくというのは、大人になってから大事だなと思いました。
ー そのときの感情を思い出して演じることはあるんですか?
もちろんです。そのときのことや感情を思い出して演じています。
今でも “旗” が立っていたら嬉しい
しょっぱいもので疲れを癒やし元気に
ー 今回の映画はお子さまランチのテーマパークが舞台になっていますが、お子さまランチとテーマパークの思い出はありますか?
お子さまランチの思い出は正直あまりなくて、でも旗が立っているのはすごく憧れというかテンションが上がるなとは小さい頃から思っていました。大人になった今でも、旗が立っていたら嬉しいかな(笑)。
テーマパークはけっこう連れて行ってもらっていたので、すごく好きですね。一時、ジェットコースターが怖くなってしまった時期はありますが。
ー 映画を観たあとに子どもたちはお子さまランチが食べたくなると思うんですが、「これは食べてほしい!」と言うメニューがあれば教えてください。
ケットシーはエビフライに乗っていて、これがとてもかわいいんですね。だからエビフライは食べたくなるかな。映画を観たあとは、すごくおなかがすいてそうだなと思いますね。
ー 目の前にあると笑顔になってしまう食べ物はありますか? 収録などが一区切りついたときにご褒美で食べたりしますか?
おつまみやイカの塩辛とか、そういう、ちょっとしょっぱい系の食べ物が好きなので、疲れているときはしょっぱいものを食べると元気になりますね。
ー お子さんもご飯を食べはじめていると思いますが、好き嫌いで困っていることなどはありますか?
双子なんですが好みが異なっていたり、今は手に持っているものをなんでも口に入れる時期だし、両手で持ってないとやだ、全部口に入れて出しちゃうとか、いろいろありますね(笑)。最近は練習用のお箸で豆をつかめるようになったので、すごいなと思って見ています。
大人も一緒にお子さまランチを食べよう!
映画でしか見られないプリキュアの衣装も!
ー 今回の映画を通して、子どもたち、一緒に観る大人に、どんなメッセージを伝えられると思いますか?
子どもと大人ではこんなに見ている世界が違うのかという、子どもたちのキラキラした気持ちがこの映画から伝わってくると思います。子どもの頃の純粋な気持ちを思い出して、大人もお子さまランチを食べたくなるんじゃないかな。そして、また明日からがんばろうと、背中を押してくれるような内容になっていると思います。
ー 最後に、映画の見どころをお願いします。
とてもキラキラしていて、観ていてかわいいのと、でもその中には大人にも刺さるメッセージが込められています。バトルシーンのアクションも、僕自身はまだ完成形は観ていませんが、カッコいいカットがたくさんあったので迫力あるシーンになっていると思います。そして、映画でしか見られないプリキュアの衣装もあって、そんなプリキュアの姿が見られるのも、大きな見どころのひとつだと思います!
映画プリキュア最新作『映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』は、2022年9月23日(金・祝)全国ロードショー!
花江夏樹(はなえ なつき)
1991年6月26日生まれ、神奈川県出身。2013年に放送されたテレビアニメ『凪のあすから』の先島光役で初めてオーディションで主役を獲得。2014年に出演した『アルドノア・ゼロ』(界塚伊奈帆役)、『東京喰種トーキョーグール』(金木研役)、『四月は君の嘘』(有馬公生役)で第9回声優アワード新人男優賞、2019年に放送開始し大ヒットしたテレビアニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎を演じて第14回声優アワードにて初の主演男優賞を受賞。2022年は『群青のファンファーレ』(天音・グレイス役)、映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』(ロウマ〈鴨川朗真〉役)、『映画 オッドタクシー・イン・ザ・ウッズ』(小戸川役)などの話題作に出演。さらに『ラブオールプレー』(水嶋亮役)、『サマータイムレンダ』(網代慎平役)他多数のテレビアニメに出演中。
2022年9月23日(金・祝)全国ロードショー!
映画プリキュア最新作!
映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!
みんなー! あたし、和実ゆい! 食べるの大好き中学2年生!
あたしたちの住むおいしーなタウンに、「お子さまランチのテーマパーク<ドリーミア>」が突然現われたんだ!
あそび放題、たべ放題なんだって!
わあー! はらペコった~! みんなで行ってみよー!♪
デリシャスマイル~! なアトラクションがたくさん♡
コメコメたちは、園長のケットシーさんにお子さまランチをごちそうしてもらったみたい。みんなで楽しくあそんでいたんだけど…、
ええ!? 大変!! マリちゃんがぬいぐるみになっちゃった!?
<ドリーミア>にはなにかヒミツがあるの…!?
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