宇宙を疑似体験「ハロースペースワーク! 日本橋 2022」体験レポート!

宇宙を疑似体験「ハロースペースワーク! 日本橋 2022」体験レポート写真

「ハロースペースワーク! 日本橋 2022」に登場した宇宙飛行士の山崎直子さん。トークショーでは「THE ISS METAVERSE」で宇宙遊泳を疑似体験したり、日本橋の老舗料理人がアレンジした宇宙 × 日本橋のコラボメニューを試食しました

宇宙飛行士 山崎直子氏も絶賛!
リアルな宇宙遊泳を体験しよう!

ISS(国際宇宙ステーション)の滞在実績もある宇宙飛行士の山崎直子氏も体験し、そのリアルさに驚いた宇宙遊泳を楽しめるJAXA監修の「THE ISS METAVERSE(ザ・アイエスエス メタバース)」をはじめ、“宇宙の仕事” を身近に感じられるイベント「ハロースペースワーク! 日本橋 2022(HELLO SPACE WORK ! NIHONBASHI 2022)」が2022年12月12日(月)に日本橋で開催! 内覧会に行ってきました。

【イベント紹介】ハロースペースワーク! 日本橋 2022 2022年12月23日(金)まで日本橋で開催!




「THE ISS METAVERSE」は、地上400kmを秒速約7.7kmで飛行しているISSの現在の飛行位置や昼夜をシミュレーションしており、今まさにISSにいる宇宙飛行士の視点や宇宙遊泳を擬似的に体験できるというもの。

VRヘッドセットを装着すると目前には宇宙空間、もちろん前だけではなく、360度すべてが宇宙。ジョイスティックを操作して宇宙を自在に漂えば、眼下にはISSや日本列島、そして背後からは日の出など宇宙からしか見られない景色が広がる。ふわふわとした浮遊感、回り出したら止まらない無重力感もあり、山崎直子氏も「この自由に飛べる感覚がすごくいいですね」と絶賛。

「THE ISS METAVERSE」の対象年齢は13歳以上、体験は無料で時間は約15分。予約サイトで事前予約のほか、当日キャンセル枠も用意している。

予約サイト(先着順・参加無料・当日キャンセル枠も用意・対象年齢:13歳以上)
https://hswn2022-metaverse.resv.jp

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VRヘッドセットを装着し「THE ISS METAVERSE」を体験! 左側にいるツアーガイドと一緒に宇宙遊泳を楽しみます

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体験の最後には宇宙の日の出をバックに記念撮影! ひとりだけ後ろを向いてしまった‥‥

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宇宙飛行士の山崎直子さんも「THE ISS METAVERSE」を体験。まずは眼下にISS全体が見える位置まで急上昇。「どこまでも上に行けるんですね。実際にはこの高さには行けないので、ちょっとびっくりです」

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ISSにある地球側を向いている窓「キューポラ」(山崎さんの後ろの映像に映っているISS下部の逆三角形状の突起部分)。宇宙飛行士がtwitterなどに載せている地球の写真はここから撮影している。「キューポラは地球側についているので、逆さまになって地球を見上げるのはとても不思議な感覚でした」と、当時の様子を語る山崎直子さん。山崎さんは2010年にISSに滞在

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北海道が見えるのがわかりますか? 「景色は本当にこのような感じで、距離感もまさに同じです。ISSはゆっくり動いているように感じますが、実際には秒速8キロメートル弱なので、ものすごい速さです」

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宇宙の日の出も見られます。「光はもっと強烈で、肉眼では見られませんでした。宇宙船の中にいても熱さが伝わってくるほどでした」

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最後にみんなで記念撮影。手を振るとアバターも手を振ります。撮影した画像はダウンロードできます

将来は宇宙ビジネス企業で働く?
宇宙に関わる仕事を紹介!

「みらいの宇宙の仕事展」では、宇宙生活を快適にする高機能肌着メーカーや宇宙農業実験、地球観測データなど、12社のユニークな宇宙の仕事を展示。クイズなどもあり、子どもたちが楽しく宇宙の仕事を身近に感じられるようになっています。

宇宙に関係する仕事と言うと、ロケットや人工衛星の部品など特別なものを考えがちですが、たとえば肌着や歯磨き粉など、私たちの身のまわりにあるものも宇宙で生活するためには必要です。そしてそれを宇宙という環境で快適に使用できるようにするには技術の開発や工夫が不可欠。宇宙服だってかっこいいものが着たいとなるとデザイナーも活躍できます。宇宙につながる仕事は、実はとても身近にあるということがわかります。

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江戸桜通り地下歩道(B1)にある「みらいの宇宙の仕事展」

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12社のユニークな宇宙の仕事を紹介

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クイズも用意され、子どもたちも楽しみながら宇宙の仕事を身近に感じることができる

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「ライオン」の水が必要ない宇宙飛行士のための歯磨き粉。災害時などでも使用されているそうです

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JAXAの仕事も紹介。宇宙についての冊子もたくさん置いてあります

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願い事を人工衛星で宇宙に届け、流れ星にするプロジェクト。願い事をロケットに書いて、宇宙ポストに投函しよう!

小中学生向けのお仕事体験!
宇宙に関わる多種多様な仕事を楽しむ学ぼう!

2022年12月17日(土)・18日(日)には、「みらいの宇宙の仕事展」に出展している12社による宇宙の仕事を体験できるワークショプやオフィス見学を実施! はじめて宇宙に触れるお子さんも楽しめるイベントが用意されています。

予約サイト(先着順・参加無料・対象年齢:小学生以上)
https://www.hellospacework-nihonbashi.jp/event-narikiri/
※すでに満席になっているものもあります。

「ハロースペースワーク! 日本橋 2022」は、宇宙ビジネス企業が集積している日本橋で、日本橋内外の宇宙ビジネス企業が協力し、一般の方々に宇宙の仕事を身近に感じてもらうことを目的に2021年度より開催しているイベント。今回は “遊んで、学んで、味わえる” コンテンツを多数用意しています。

「ハロースペースワーク! 日本橋 2022」は、2022年12月23日(金)まで日本橋で開催!

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日本橋の老舗の料理人3名が3つのテーマでそれぞれ宇宙の食材を使用してメニューを開発。12月17日(土)・18日(日)にはトークを交えた料理イベントを行います。今日は山崎さんに試食してもらいました。まずは宇宙ビックデータを活用したお米を使用した繁乃鮨のお寿司。「お米がしっかりした味わいがある。宇宙でこれが食べられたらみんな喜びます」と山崎直子さん

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次は「たいめいけん」のグラタンとチキンソテー。月面で栽培することをめざして研究開発されている食材、レタス、ユーグレナ(ミドリムシ)、トマトを使用。ユーグレナは「食材が粉状で苦味もあり困った」と、たいめいけん店主 茂出木浩司さん

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「宇宙食を補給してもらうだけではなく、これからは宇宙で食材も育てて活用する地産地消はとても重要なんです。特に長く滞在していると食ってとても大切なので、このようなおいしい食事を宇宙飛行士は求めています」と山崎直子さん

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山崎直子さんが試食したメニューは、江戸桜通り地下歩道(B1)にある「みらいの宇宙の仕事展」の会場で見ることができます

宇宙を疑似体験「ハロースペースワーク! 日本橋 2022」体験レポート写真山崎直子
JAXA 宇宙飛行士。1970年千葉県松戸市生まれ。1999年、宇宙飛行士候補者に選抜され、2001年、宇宙飛行士として認定。2010年、スペースシャトル「ディスカバリー号」のミッションに宇宙飛行士として参加。物資移送作業全体のとりまとめや、ISSのロボットアームの操作などを担当。ISS第22次第23次長期滞在クルーとして長期滞在中の野口聡一宇宙飛行士とともに、日本人宇宙飛行士が初めて軌道上に2人同時滞在し、さまざまな共同作業を実施した。
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from キッズイベント
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