デッカーと怪獣の激しい戦いが再び!
まさか自分がウルトラマンに!?
ー 『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』のお話があったときの気持ちを教えてください。
松本大輝さん(アスミ カナタ/ウルトラマンデッカー)
円谷イマジネーションで配信され、さらに全国の劇場でも上映されるということで、僕たちの迫力あるアクションシーンや、ウルトラマンデッカーと怪獣の激しい戦いを大きなスクリーンで観ていただけることができるので、本当に嬉しかったです。
ー 映画はテレビシリーズの最終回から1年後のお話です。気持ち的に準備したことはありますか?
松本大輝さん
特別に何か準備をしたということはなかったです。1年経っていますがカナタの内面に大きな変化はありませんでしたから。でも、カナタの状況は少し変化しています。
ー ウルトラマンディナス役で出演すると聞いたときは、どう思いましたか?
中村加弥乃さん(ディナス/ウルトラマンディナス)
「ウルトラマンティガ」が大好きだったのでとても嬉しかったんですが、ウルトラマンの世界にまさか自分が、しかもウルトラマンとして存在するなんてまったく信じられませんでした。
小さいときはウルトラマンのパジャマを着て、ウルトラマンショップへ行って、というのにハマっていて、でもあるとき「女の子だからウルトラマンになれないんだ」ということに気がついて、諦めていたんです。俳優という道に進んで、まさかその夢が叶うなんて、本当に感動しました。
ー “ウルトラマン” を観て育ったんですね。「ウルトラマンティガ」以外で思い入れのある作品はありますか?
中村加弥乃さん
ウルトラマンシリーズは大好きでよく観てました。妹と弟もいるので、ダイナも観ていましたし、コスモスも観ていましたね。
松本大輝さん
ウルトラマンコスモスのスーツアクターを務めていた寺井大介さんが『デッカー』ではアクションコーディネートを務められていて、「コスモスってこういう動きだよね」って寺井さんにやっていただいたりして、中村さんと寺井さんで盛り上がってました。
中村加弥乃さん
そうそう! やってもらってました。いやぁ〜、目の前で見られるなんて本当に感動しました!
ー 中村さんにとってはかなり刺激的な現場だったみたいですね。
中村加弥乃さん
本当に刺激的でした。寺井さんから当時のお話をたくさん聞くことができましたし、ウルトラマンにもなって、刺激的で不思議な感じでした。
【映画紹介・予告動画】2023年2月23日(木・祝)円谷イマジネーション独占配信および全国劇場で同時公開! ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…
【キャストインタビュー】テレビシリーズ『ウルトラマンデッカー』松本大輝さん、村山優香さん、武居正能監督インタビュー!
ー 松本さんはテレビシリーズを通して、中村さんはこの映画でデッカーの撮影チームに参加されましたが、撮影の中でチームの絆、チームワークを感じられたことはありましたか?
松本大輝さん
撮影前はみんなワイワイ話していても、いざ撮影になるとみんなすぐに気持ちを切り替えて集中できるところは、半年間やってきたデッカーチームならではだと思います。
中村加弥乃さん
みんながみんなをちゃんと見ていて、声をかけ合うところですね。そしてみんな優しいんですよ。松本さんも、私がちょっとしんどそうだったら「大丈夫ですか?」とか、すぐに気がついて声をかけてくれたり、村山優香さん(キノリ イチカ)も「さっきの蹴りカッコよかったです!」って言ってくれたり。
あるシーンで大地伸永さん(リュウモン ソウマ)が涙が止まらなくなっちゃったときがあって、宮澤佐江さん(副隊長カイザキ サワ)がこっそりとスタッフさんに「ティッシュお願いします」とジェスチャーしていて。大地さんは気が付いていないと思うんですが私はそれを見ていて、「あぁ優しいな」と。みんな優しくて、思いやりの結晶のようなチームだなと思いました。そう感じる瞬間が多かったですね。
デッカーになれなくても、ひとりの人間として戦う!
ディナスはなぜウルトラマンとなり地球で戦うのか?
ー テレビシリーズの最終回でウルトラDフラッシャーと別れ、映画の予告動画にも「もうウルトラマンになれないんだ」というカナタのセリフがあります。そんなカナタの目の前で中村加弥乃さん演じるディナスがウルトラマンに変身しますが、どんな想いでウルトラマンディナスを見ていましたか?
松本大輝さん
テレビシリーズでデッカー・アスミがウルトラマンデッカーに変身したときは少し嫉妬の気持ちがあったのですが、ディナスは同じウルトラDフラッシャーを使っているけれど別のウルトラマンなので、ジェラシーは感じなかったです。
ウルトラマンディナスもすごくカッコいいですし、「俺はウルトラマンになれないけど、ディナスがんばれ!」と応援する気持ちでした。
ー ディナスは地球人ではなくラヴィー星人という異星人で、“謎の女性”、そしてウルトラマンディナスに変身します。たくさんの要素がある女性ですが、どのように演じようと思いましたか?
中村加弥乃さん
ディナスがいま一番がんばっていることは、誰かのために宇宙(地球)で悪と戦うということで、それは自分の使命だと思っています。でもラヴィー星で穏やかに明るく暮らしていたのに、ある日突然ウルトラマンになって、あまり得意ではない戦いにひとり身を置くことになって、なのでそういう怖さや孤独、そして使命感も、しっかり表現できたらいいなと思いました。
ー 今回の映画では、今まで以上に「アスミ カナタ」の生き様が見えたように感じます。アスミ カナタのどこに注目してもらいたいですか?
松本大輝さん
デッカーになれなくなっても、ひとりの人間として戦い続けているところです。そして人間だからこそ、今回は素手のアクションがとても多いんです。ディナスがウルトラマンに変身するシーンでは、最初みんなで戦っていて、そのシーンはたくさん練習して、何度も撮り直しもしたので、自分の中でも特にがんばったアクションシーンです。なのでここにもぜひ注目してほしいです。
ー ディナスもアクションシーンがたくさんありますが、中村さんのプロフィールの「特技」のところには「アクション」とあります。アクションシーンの撮影はいかがでしたか?
中村加弥乃さん
めっちゃアドレナリンが出ました(笑)。アクションチームや監督に助けていただきながら、ガッツリやらせていただきました。
ディナスって走っているか戦っているかのどちらかなので、1日撮影していると夕方には体が痛くなってきちゃうこともあったんですが、気持ちで戦いました。
松本大輝さん
中村さんはめちゃくちゃ足が速くて、ディナスがカナタと初めて出会ったあと走り去って行くんですが、あまりの速さにスタッフさんもみんなびっくりしてました。すごく運動神経がいいんです。
中村加弥乃さん
あの撮影は、次の日に体にきました(笑)。
松本大輝さん
何本もめちゃめちゃ走ってましたよね。
中村加弥乃さん
ずっと走ってた(笑)。
ー 体を張った中村さんのアクションは大きな見どころのひとつだと思いますが、その他、ディナスのどんなところに注目してもらいたいですか?
中村加弥乃さん
ディナスがなぜウルトラマンになったのか、なぜ地球で戦っているのかも描かれていて、そこは映画の中でも大きなテーマのひとつだと思います。ウルトラマンになる経緯もそうですが、どんな想いでウルトラマンになっているのか、そこはディナスの見どころなのかなと思います。
夢にはあまり執着せず、目の前のことを大事に
「できない」と決めつけずにチャレンジ!
ー お2人は、子どもたちの憧れ、多くの人がなりたいと思っているヒーローになれた、夢をつかめた数少ない方々です。今、夢を持っている子どもたちに、どうすれば夢をつかめるか、アドバイスをお願いします。
中村加弥乃さん
私の場合、「こうなりたい」「この夢を叶えたい」って強く想うよりも、あまり執着しない方が叶うことが多いんです。想いが強過ぎると窮屈になってしまうと言うか、夢に向かって進んでいても、ちょっとつまづいたら何もできなくなってしまいそうで。だからあまり考えすぎずに、一歩一歩、目の前のことを大事にしていく、というスタンスで生きてます(笑)。
松本大輝さん
僕も夢を叶える計画を立てたり、考えたりはしていないんです。中村さんと同じになってしまいますが、目の前のことを一生懸命にやる。カナタも同じことを言っていますが、「とにかくやってみる」ということを大事にしています。チャレンジするのは怖いかもしれないけど、その一歩を踏み出せたら前に進むことができると思うので、まずは、自分から動いてみるのが大事かなと思います。
中村加弥乃さん
あっ、それ私もそうだ。絶対に自分で「これはできない」って決めつけません。自分を制限ぜずに、まずは挑戦することにしています。
ー 中村さんは子役としてミュージカルなどにも出演し、11歳でAKB48のメンバーに、そして2年後には卒業して俳優の道に進んでいます。もともとアイドルというよりも俳優をめざしていたように感じますが、アイドルを経験しようと思ったのはなぜですか? そしてアイドルの経験からはどんなことを学びましたか?
中村加弥乃さん
きっかけは小学6年生のとき、みんな進路を考える時期にどうしようかと母と話をしていたときに、秋元康さんの「AKB48」、そのときはまだ「秋葉原48」という名前でしたが、メンバーを募集しているのを見つけて、「秋元康さんってすごい人だから」と、母に言われるがまま応募したんです。応募資格は13歳からだったんですが、当時11歳だった私を合格にしていただいて、2年間活動しました。
ステージの上で歌って踊るのはミュージカルでもやっていましたが、ハンドマイクを持って踊るのはとても新鮮でしたし、バラエティ番組など、普段はあまりできないことを経験させていただいて、アイドル時代に度胸がついたのかなと思います。伸び伸びやらせていただきましたし、末っ子だったのでメンバーやスタッフさんにも可愛がっていただいて、お姉ちゃんが欲しかった私にとっては夢が叶ったような活動でした。今でも仲良くしてもらっていて、今回の映画出演は、お姉ちゃんたちも喜んでくれています。
誰かのために戦う姿、あきらめずに
チャレンジする姿から何かを感じてほしい
ー 映画を楽しみにしている子どもたちがたくさんいます。映画を通して子どもたちにはどんなことを伝えたいですか?
中村加弥乃さん
映画では誰もが誰かのために戦っています。ディナスもそんな姿に憧れて、そうなりたいという気持ちで戦っているし、カナタも自分を犠牲にしてもディナスを助けようとする。イチカ、リュウモン、カイザキ、そしてGUTS-SELECT隊長のムラホシ、誰もが誰かのために戦っている姿がカッコいいなと思うので、ぜひそこを見てほしいなと思います。
松本大輝さん
テレビシリーズから一貫しているのですが、みんな前を向いて、未来に向かってずっと戦ってきているので、「何が起きてもあきらめないでチャレンジする」というところを感じてほしいです。
ー 配信と劇場どちらでも楽しめますし、特に配信では何度でも気軽に楽しめます。2度、3度と観る際のお楽しみポイントを教えてください。
松本大輝さん
実はこれはテレビシリーズのときからなのですが、特撮のシーンで、スタッフさんやキャストさんの名前の入った建物や看板があるんです。僕の名前「マツモトヒロキ」をもじったものも出ていたり。今回の映画でもスタッフさんの名前が入っていて、僕も何回か観てようやく気が付きました。2回目、3回目では、そういうところもぜひ注目してみてください。何度観てもおもしろいところだと思います。デジタル掲示板も要チェックです。
中村加弥乃さん
私も3回観ましたが、1回では気づかなかったことに気がつきます。ハネジロウの前説も含めてすべてつながっていて、「あっ、そういうことか!」とか、ここにこの人がいたのはこういうことかとか、テレビシリーズを観ていない方にもわかるようになっています。1回観ただけではすべてを回収しきれないと思うので、何回も観て、その奥深さを楽しんでいただければと思います。
スタッフさんの名前には気がつかなかったので、また観て探したいと思います!
『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』は、2023年2月23日(木・祝)円谷イマジネーション独占配信および全国劇場で同時公開!
【キャストインタビュー】テレビシリーズ『ウルトラマンデッカー』松本大輝さん、村山優香さん、武居正能監督インタビュー!
2023年2月23日(木・祝)円谷イマジネーション独占配信および全国劇場で同時公開!
ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…
テレビシリーズ完結後から1年後の世界。またしても訪れる地球の危機に、不思議な力を持つ謎の女性・ディナスが現れ、カナタ、GUTS-SELECTとともに立ち向かう。地球そして宇宙の存亡をかけたGUTS-SELECT命がけの総力戦が、いま始まる!
“最終章” を彩る謎の女性・ディナス、そして光の巨人・ウルトラマンデッカーの勇ましい有終の美に、期待が高まる!
松本大輝(まつもと ひろき)
1999年3月29日生まれ。2018年、家族が本人に内緒で応募した「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝き、「平成最後のジュノンボーイ」として芸能界入り。2019年に俳優デビュー後、NHK連続テレビ小説『エール』『都会のトム&ソーヤ』などドラマや映画、ミュージックビデオに出演。2022年、新テレビシリーズ『ウルトラマンデッカー』の主人公「アスミ カナタ」役に大抜擢される。
中村加弥乃(なかむら かやの)
2歳の頃から芸能活動をはじめ、学生時代はAKB48の1期生として活躍。卒業後は俳優としてさまざまな作品に出演。アクションや日舞を学んでおり、それを活かした作品への出演も多い。NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)に登場したレコード会社のメガネ姿の秘書・杉山あかね役は注目を集めた。そのほか、『大岡越前』(BSプレミアム)、『僕の大好きな妻!』(THK)、映画『サイレント・トーキョー』(波多野貴文)などがある。また、恋愛リアリティ番組『恋愛ドラマな恋がしたい』(AbemaTV)でも話題を集めた。
from キッズイベント
https://ift.tt/GtUNOw5
コメント
コメントを投稿