自主的な「SKaRD緊急会議」で情報共有
自信を持って届けられる作品に!
ー 放送開始の7月8日(土)までまだ少し期間がありますが、今はどんな気持ちですか?
蕨野友也さん(ヒルマ ゲント:SKaRD隊長/ウルトラマンブレーザー)
4月21日(金)の『ウルトラマンブレーザー』発表後、ものすごくたくさんの方から感想やコメントをいただきました。大きな反響ゆえ、その期待に応えないとというプレッシャーもあるのですが、迫力はもちろん、しっかりとしたメッセージ性もある作品になっているので、ぜひ期待していただければと思っています。
搗宮姫奈さん(アオベ エミ:SKaRD隊員)
本当に反響がすごかったので、放送が始まったらどうなるのか不安はありますが、私たちは自信を持ってみなさんに『ウルトラマンブレーザー』をお届けできると思っているので、放送が始まってからの反応も楽しみです。
ー 出演者の方の初対面の印象と、撮影を重ねてから、その印象に変化はありましたか?
蕨野友也さん
受験のときにまわりを見ると「みんな頭が良さそうだな」と感じますよね。はじめて会ったときは、そういう感じになりました。経歴を見るとみんなすごくて、「あれ? 俺、大丈夫かな? 何か戦えるものあるかな?」って、焦りや不安がありましたね。みんなキラキラしてるから「どうしよう」って。でも撮影がはじまってしまえば、あとは役をまっとうしていくだけなので、不安はなくなりました。
搗宮姫奈さん
蕨野さんはすごく気さくな方だなという印象で、初日から率先してみんなに声をかけてくれたり、盛り上げようとしてくれたりして、素敵だなと思いました。そして今は、まさにゲント隊長みたいな方だと思っています。熱い想いがあって、突っ走って、本当に「俺が行く。」という感じなので、私たちは「信じてます!」って(笑)。
ー 撮影現場で印象に残っていることはありますか?
蕨野友也さん
現場ではないんですが、何話かの撮影が終わると1週間から10日くらい空きができるんです。だから自主的にみんなで集まって「SKaRD緊急会議」を開いて、今までの振り返りや次の台本について話をして、これからみんながその役をどのように演じていくかについて話しあっていました。
撮影だと出番が終わったら帰ってしまうので、みんなで集まる時間がなかなかないんです。特にエミ(搗宮姫奈さん)は諜報部員なので、先にいなくなってしまったり、撮影現場が違ったりということが多くて。「SKaRD」は5人でワンチームなので、なるべくみんなで情報共有する時間を持つようにしていました。
搗宮姫奈さん
真剣な話をしつつも、「今日、筋トレしてきた?」なんて他愛もない話もしたり、「ムキムキだね」なんて話で盛り上がることで、仲もどんどん深まっていったなと感じています。
蕨野友也さん
それぞれのキャラクターが映像を通してしっかり出ていると思います。誰の “推し” になるかが話題になってもいいんじゃないかなと思うくらい個性がはっきり出ているので、そこも楽しんでいただけるポイントかなと思います。
ー 自主的な「SKaRD緊急会議」とはすごいですね。やはり蕨野さんがゲント隊長のようにまとめ役ですか?
蕨野友也さん
いや、それは副隊長のナグラ テルアキ(伊藤祐輝さん)に任せています。僕はもう「俺が行く。」で行っちゃうんで(笑)。
搗宮姫奈さん
ホントにそうです(笑)。
蕨野さんはゲント隊長そのもの!?
演じれば演じるほど、エミは私自身
ー ウルトラマンの世界に自分がいるんだなと実感したのはどんなときですか?
搗宮姫奈さん
完成した映像を観た瞬間かなぁ。初めて映像を観て、やっと、やっと、本当の意味で実感できました。
蕨野友也さん
僕はウルトラマンブレーザーと初めて対峙したときですね。「あ、自分はウルトラマンの世界にいるんだな」と感じました。そして、ウルトラマンブレーザーのフォルムを見て感動しましたね。かっこいいなと。
ー ウルトラマンブレーザーのフォルム、制服、アースガロンなど、デザインや造形に惹かれたところはありますか?
蕨野友也さん
全部、ですかね(笑)。どれにおいても『ウルトラマンブレーザー』の世界観をつくってくれるものですし、さまざまなアイデアが盛り込まれています。僕たちは、そこに込められた想いに応えるべく、役をまっとうして、観てくれる方々をウルトラマンの世界に引き込むことですね。
搗宮姫奈さん
私の想像していたウルトラマンは、もっとシュッとしていてツルッとしていて、だったので、『ウルトラマンブレーザー』が今までとは違う作品とは聞いていたのですが、「ヴィジュアルから違う!」って驚きました。とてもインパクトあるなって。
それにアースガロンは中のコックピットが本当にすごくて、それこそ自分が “ウルトラマンの世界にいる” と実感したのはこのときもかもしれません。「このディテールまでつくり込まれたセットはなんだ!」って衝撃でした。
ー 蕨野さんとゲント隊長は似ていそうですね。田口清隆監督も「ゲントと話しているのか蕨野さんと話しているのかわからなくなる」とコメントされていました。
蕨野友也さん
考え方や行動は、あまりゲントと変わらないような気がします。自分だったらこんな行動はしない、というのがないので、演じていても違和感がありません。
搗宮姫奈さん
まんまですよ。そのまま「ゲント隊長=蕨野さん」「蕨野さん=ゲント隊長」という感じです(笑)。
蕨野友也さん
ゲントと一緒でネガティブ思考にならいようにしていて、失敗したらそれはそれでしょうがない。でも一貫して言えることは、やれることはやろうと。それでダメならしょうがない。それはゲントと同じ考え方かもしれないですね。
ー 搗宮さんは『ウルトラマンブレーザー』のヒロインですが、撮影に入る前に準備したこと、ヒロインとして心がけていることはありますか?
搗宮姫奈さん
ヒロインというよりも “エミ” という役の準備をしました。エミに関する情報は台本にしかないので、台本をどのように読むか、そして行間や台本の裏側からエミはこれまでどのように生きてきて、それは私、搗宮姫奈とどういうところが近くて、どんなところがわかりあえないか、撮影に入る前に、それをしっかり認識する作業をめちゃくちゃやりました。
ー エミをわかってきたという実感はありますか?
搗宮姫奈さん
演じれば演じるほど、エミは私自身なんだなと感じています。最初、エミってすごく二面性のある役だなと思ったんですが、人って誰もが、お母さんに見せる顔と友だちに見せる顔、同僚や上司、仕事相手に見せる顔って違うじゃないですか。そんないろいろな自分の中の明るい部分と暗い部分を集約したのがエミで、それはそもそも私の中に持っていたものだなということをすごく感じたんです。結果、エミは私なんだなと思いました。
ー 身体能力も高く射撃も得意とのことですが、アオベ エミの「ここに注目して!」というところは?
搗宮姫奈さん
エミはお子さんが共感したり、「がんばれ!」って応援したくなるキャラクターだと思っているので、エミを応援していて良かったなと思える存在でいたいですね。そういうところを観てほしいです。
それと潜入しての諜報活動をしているので、毎回個性的な衣装を着ています。私服でもニュアンスが違ったり、本当にいろいろなエミの姿を観られると思うので、次はどんな衣装なんだろうとか、私もこんな格好をしてみたいとか、そんなところも一緒に観ていただければなと思います。
ゲント隊長も奥さんに言われる!?
「仕事と家庭とどっちが大事なの?」
ー 半世紀を超えるウルトラマンシリーズで、はじめてルーキーではなく隊長がウルトラマンに変身します。さらに家庭もあり7歳のお子さんもいますね。
蕨野友也さん
家族と話すときの距離感って、他の人と話すのとは違いますよね。僕自身結婚をしたのでその空気感をお芝居の上で出せるといいなと思いました。
ー ゲント隊長は中間管理職の位置にいるので組織内での上と下との板挟み、そして仕事と家庭との葛藤がどのように描かれるのかもとても楽しみなのですが、ゲント隊長も忙しい人だと思うので、奥さんから「仕事と家庭とどっちが大事なの?」と言われたりは‥‥?
蕨野友也さん
テレビ放送前なので多くは語れませんが、みなさんのご家庭でも起こり得る、奥さんが子どもの面倒を見ることが多く、「あなたはいつも仕事ばかりね」という会話が、もしかしたらヒルマ家でも起きているかもしれません。
でもゲントが家族と過ごす時間もしっかりと描かれるので、「ゲントのような夫っていいよね」と思っていただけるような描写もあるかもしれないですね。
想像できたことは実現できる!
“自分を信じる” ことを大切に
ー お2人は、子どもたちの憧れ、多くの子どもたちがなりたいと思っているヒーローになれた、夢をつかめた数少ない方々です。今、夢を持っている子どもたちに、どうすれば夢をつかめるか、アドバイスをお願いします。
蕨野友也さん
自分が掲げた夢、叶えたいことなど頭の中で想像できたことは実際に実現できることだと思うので、やっぱり自分を信じることですね。そしてそのための努力を怠ってはいけない。それが大切だと思います。
ー ゲント隊長も自分を信じているタイプですよね。
蕨野友也さん
自分を信じているし、自分の直感を信じているからこそ、「俺が行く。」で単騎特攻しちゃうんでしょうね。
搗宮姫奈さん
“やり続けること” が大切だと思っていて、失敗は、そこで辞めてしまうから失敗になってしまうと、自分にも言い聞かせています。何かうまくいかないことが起きても、それを次に生かして、今回はここがうまくいかなかったから、次はこうしてみようと、またチャレンジをすれば、それは失敗ではなくなるし、常に前に進めると思っています。自分がやりたいと思ったことは、あきらめずに一歩一歩前に進み続けたら夢は叶うと思うので、そうあり続けてほしいなと思います。
ー『ウルトラマンブレーザー』を楽しみにしている子どもたちがたくさんいます。『ウルトラマンブレーザー』を通して、子どもたちにはどんなことを伝えたいですか?
蕨野友也さん
“自分自身を信じる” こと。ウルトラマンになりたいという気持ちを持つこともすごく大事だし、これを忘れなければ、いつだってあなたたちはウルトラマンだと思うし、これから先、何か辛いことがあっても乗り越えられると思っています。
必ずしも目標や夢を持っていなくてもいいけど、自分が決めたことをやり抜く心だったり、何かを信じて前に進むということを、『ウルトラマンブレーザー』を通して感じてもらえたら嬉しいですね。
ー 最後に、『ウルトラマンブレーザー』の見どころをお願いします。
搗宮姫奈さん
生活や働いている中での葛藤もあり、すごく人間味がある内容です。「SKaRD」のメンバーそれぞれの個性的なキャラクターに共感する部分もあると思うし、観てくださる方々が「わかる」とか「私もがんばろう!」とか思っていただけるところもあると思うので、そういったものをたくさん見つけていただけると嬉しいです。
蕨野友也さん
ウルトラマンのファンの方はもちろん、『ウルトラマンブレーザー』で初めてウルトラマンを観る方も、来週の放送を楽しみに待っていていただける作品でありたいと思っていますし、そうなっていると思っています。ぜひ毎週ご覧いただければと思います。『ウルトラマンブレーザー』が、明日への活力になると嬉しいです!
『ウルトラマンブレーザー』は、2023年7月8日(土)からテレビ東京系で朝9時放送スタート!
テレビ東京系にて2023年7月8日(土)毎週土曜日あさ9時放送スタート!
ウルトラマンブレーザー
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!
蕨野友也(わらびの ともや)
1987年8月4日生まれ、宮崎県出身。2007年の俳優デビュー後、テレビや映画に立て続けに出演を果たし、多方面で活躍。ヒーロー作品ファンには名の知れたキャラクターで変身役も好演し人気を誇る。家族好きを公言している通り、故郷・宮崎での活動も積極的にこなし、県の “みやざき大使” や都城市の “みやこんじょ大使” を務めている。芝居に対するストイックな性格は、田口監督が「ゲントと話しているのか蕨野さんと話しているのかわからなくなる」と評するほど、主人公ゲントと一心同体となって、ウルトラマンブレーザーを好演中。
搗宮姫奈(つきみや ひめな)
1996年11月16日生まれ、愛知県出身。映画『翔んで埼玉』『爆裂魔人少女 バーストマシンガール』や、ドラマ『3年A組-今から皆さんは人質です-』『磯野家の人々~20年後のサザエさん』『最後の晩ごはん』などに出演。「1人でも多くの方の明日を生きる活力になりたい」という想いで、テレビ、映画等で活躍中。
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